night.のプレイリスト 2021年下半期編
年を跨ぎましたが2021年のマイプレイリスト、下半期編です〜!
上半期そうであったように、下半期もたくさんの良曲たちに出会い、日常生活を輝かせてもらったのでその中で厳選したものを記録していきます。
◾️Siesta - Weki Meki
ファンタジオミュージックへの圧倒的な信頼と感謝、カッコつけて旧SM事務所の場所に移転し金欠💸、しかも取ってくる仕事はことごとくミスるかわいい(かわいくない)タジオちゃんの音楽性への信用は揺らがないです。いつもありがとう。そして1年ぶりに戻ってきた今のウィキミキの音楽で青春における葛藤をテーマにしたのが目眩がするほど天才。mvとアルバム自体のコンセプトも歌詞も収録曲も好きすぎて、今しかできないたからもののようなアルバムを購入できたこと、本当に嬉しくて毎晩抱きしめて寝たいくらい大切な作品だし、元々大好きだったウィキミキのことがもっともっと好きになった曲とアルバムです。
◾️Dance On My Own - LOONA
これね…天才です…night.が密かにず〜〜〜っと聴いてたのに隠し持ってた、最強の隠し玉です。ヤバいです。英語曲でやさしくて、綺麗な海沿いの砂浜でみる夕焼けみたいな、とってもきらきらした曲です。
◾️We Go - fromis_9
これ本当に良い、プロミちゃんの"勝ち"夏曲です。これも本当にハマってめちゃくちゃ聴いた。夏は最高曲の宝庫...
◾️색안경 Stereotype - STAYC
CDまで買ってしまった、かわいいSTAYCのASAPに続く2021年2回目のカムバもしっかり後半戦のベストソングに入ります。曲のメッセージ性もそうだけど、STAYCの私生活やアイドルとして活動をする上で影響力をポジティブに使っていこうとする姿勢がとっても好きだし、今後若い子たちのアイコン的な存在になっていってほしいな〜と思います。大きな舞台でも生歌を貫くことのできる圧倒的な歌唱力とパフォーマンス力と、何より全員とってもかわいいのに圧倒的に陽というわけじゃなく、声をかけたら快く仲間に入れてくれそうな、やさしくてほんわかしていて努力家なSTAYCのことが大好きだし、これからも推していくことに決めました、、。
◾️자각몽 Lucid Dream - aespa
自分でプレイリストぶっこんでシャッフルにしといてイントロで「このお洒落な曲は何⁉️」と思ったらいつもこれだった(サビまでを全然覚えないため)。タイトル曲の奇抜さはさておき、収録曲に関しては100点満点の120点を出すのがエッセム、えすぱの透明感というか、氷の女王みたいなツンとした雰囲気ととてもよく合ってると思います。本当に好き...
◾️모 아니면 도 (Go Big Or Go Home) - ENHYPEN
これさ〜〜〜褒め言葉しか見つからん、H&MとかZaraでかかってそう、絶対かかってる。こんな曲が生まれ出したら誰も敵わないでしょ…という… えないぷん、”出来ないこと”が何もない。「すごい」のでジャンル関係なくとりあえず普段ケーポッピィを聴かない人間に聴かせてももれなく褒めます。
◾️If You Call Me - P1Harmony
3曲続けてドドドオシャレソング、こちらもタイトル曲ではないけれど隠れた名曲です。マジで好きすぎてなんかずっと聴いてたと思ってたけど上半期のベストソングに入れてなくてなんで?てなったし、もしかしたらまだそんな聴いてないし…であっためておいたのかもしれん、とにかくめちゃくちゃ良いです。そして後で知ったけどこの曲は本当にピーワンファンの中での人気も高いらしい。本当にすごすぎる。こんなん出せん。
◾️After School - Weekly
滑り込み〜〜〜、!知ってはいたけどプレイリスト入れて回数聴くようになってからめちゃくちゃハマってしまった曲です。プレイリストの1曲目にこれがあるから12月毎日ウキウキで出勤できたと言っても過言じゃないです本当にありがとう... そしてこれは売れに売れて、YouTubeの再生回数が1億回超えてるんですよね… うぃくりちゃん、全員に違った個性があって本当に面白い(文字通り)グループです。
◾️좋다고 말해 - 볼빨간사춘기
歌詞、かわい〜〜〜〜〜!恋するひとってかわいいですね… 夜によく聞きました。
◾️Everyday - TREASURE
アルバムでもなんでもなくデビュー1周年に合わせて作ってくれたファンソング、なんですが、後半戦待てど暮らせどカムバをしなかったので結果OSTを除いて公開された曲がこれしかなかったので…とはいいつつ本当に毎日聴いたのでこれもれっきとしたベストソングです。本人たちもわたしたちももどかしい部分が多かった年だったけど、それでもいつでもそこに癒しがあったことはかなりありがたかったし、トレジャーが「미안 미안 (ごめん ごめん)」から始まるこの曲で伝えたかった気持ちはしっかりと受け取ったつもりです。何より本人たちがビートのアンケートまでとって作詞作曲からレコーディングからMVまで全部自分たちが主導してやったところに、見えないけどものすごく大きな愛を感じました…(上記動画参照) いつもありがとう…これからもたくさんお世話になると思います…よろしくね…
◾️BFF - TREASURE
入れるつもりなかったのにクリスマスにすごい曲(OST)が投下されたので入れます。トレジャーの2021年、HAPPY😆🎶💓🍀LOVE💖🤍🎁な曲しか出なくてひたすら元気のみをいただきました。こういう明るめのポップソングなんてなんぼあってもいいですからね!!!!!!!!!!(クソデカ声)
◾️Hello Future - NCT DREAM
こういう曲が出てくれて本当によかった。元祖どりむらしくて超〜〜〜〜〜〜すきです、、これ本当は上半期編に入れるべきだった気がするんですけど上半期の時には聞いてなかったのかな?忘れました。MVめっっっちゃ好き。あと後半のボーカルライン無双タイムが長過ぎて途中で笑けてくる。
◾️Lemonade - Jeremy Passion
これはトレジャーのメインボーカル、パクジョンウさんがおすすめしてくれたりカバーしてくれたり事あるごとに出してくれて聞いてるうちに大好きになった曲。歌詞がスッと入ってくる甘くてやさしい恋の歌でめちゃ良い…とろける... そしてこれをサラッと歌い上げる高2普通にしんどくてめちゃくちゃ好き… 全員Youtubeで「パクジョンウ Lemonade」で検索してください(リンクを貼れ)
◾️폰서트 Phonecert - 10cm
今年の曲じゃないしいろんな人がカバーしてるので既に知ってる人も多いと思うんですけど、歌詞かわいすぎて毎回聞きながらうぎゃ〜〜〜てなる、やさしい恋愛の歌です… 世界で一番価値のある、君のためだけの単独公演をするにあたって、世界で一番楽な格好をして好きなところに寝転がってね、急に真面目になったからって笑わないでね、いっぱい練習したけど緊張して間違えちゃった、もう眠そうだけど最後の曲を歌うね、て一途で最高の恋人すぎて頭抱えるけどこれはおキャリナさんが水上ボートの中で聴かれててそれで知りましたありがとう…
◾️VVS (feat. JUSTHIS)(prod. GroovyRoom) - Mirani, Munchman, Khundi Panda, MUSHVENOM
後半戦のはじめほんとめちゃくちゃ聞いたなって思ってる、もうショミ10も終わったのに今更ショミ9の曲です。わたしの好きなスタイルのラップをするKhundi Pandaというラッパーに出会えたのもこの曲からで、ラップの発音とかテンポがピンポン玉みたいにコロコロ転がるようにリズミカルで聞いてて毎回新鮮に「うま〜‼️‼️」てテンション上がるラップ、を含む曲です。はやくマスターしたい。
◾️Chopstick - NiziU
日本の曲も入れていいのかわからないけどこれは本当に最高ですし、オタクは世界一謎のタイミングで虹にハマってしまったよ〜の曲。こんな低音しっかり効いてる曲久々に聴いてブチ上がったし、後半のマユカちゃんのラップが上手すぎるしリオちゃんの声がめっっっっっちゃかわいい。特徴的な声の人、大好き… あと虹、テレビで見るたびに毎回生歌で「ごめんね.......ありがとう.........」てなる。
◾️She was mine - AJ Rafael
記憶はないのにいつのまにかプレイリストに"居た"曲。でも確かに本当によく聴いた。
◾️Cherry - AB6IX
こういうのですよ待ってたのは、、、キラキラは世界を救う、信じられるのはキラキラだけ、、、ウンくんの気張ってないのにさらっと高音が出るところも好きだし、デピ子のオシャレボイスが曲に上手く色をつけていてとっても好き。あとmvの全体的な色合いとフィルターが本当に良い、、、
◾️You Right - Doja Cat
はい...
◾️INDUSTRY BABY - Lil Nas X
プレビューからいきなり裸なん笑う。天下のリルナズ、低音の王。シャカシャカした音が苦手なのでこれぐらいダイナミックにしてくれると非常〜〜〜〜〜に助かります。リルナズは新曲出るたびに聴いちゃうもんな...
2022年も素敵な曲たちにたくさん出会えますように、そしてspotifyのマイベストの結果を受けて、もっといろんなジャンルの曲をしっかり聴きたいと本気で思いました。(100曲中99曲がケーポッピィだったため)(おすすめとリピートは別物です...)
night.のプレイリスト 2021年上半期編
2021年、序盤からかなりたくさんの良曲たちに出会ったので、一年のおわりに一年を通してよく聴いた曲たちをまとめよう!と思ったものの、特にわたしがハマりやすくて冷めやすい性格なのもあり、1月と12月ではそれはそれは聴く曲がぜんぜん違うだろうな?と思ったので、とりあえず2021年上半期にわたしが特によく聴いた曲(21曲)をつらつらと記録していきます🌱
◾️Butter - BTS
わたしがハマった頃の彼らは"ケーポップアーティスト"だったけど、所詮はわたしがポップの血を引いているのでこちら側に舵を切ったところでむしろすきなだけ…こういう曲をBTSというグループが出すこと自体はファンの間でもいろいろ議論があるけど、曲としては当たり前にすきです…本当にめっちゃ聴く…
◾️Bambi - Baekhyun
べっきょんさんが自分の歌声はR&Bと合ってると認識してる時点で大優勝、オタクは号泣しながらスタンディングオベーション案件なのですが、そんなべっきょんさんが自らアイディアを出して撮ったMVもかっこよくて素敵…
◾️My Treasure - Treasure
上半期の一大変化。今後しばらくはTreasureに浸かっていこうと思うのですが、そのきっかけとなった曲。
もともと色んなアーティストのラジオの生パフォーマンスを観るのが好きで漁っていたとき、イェダムがサムネに置かれたMy Treasure (https://youtu.be/_T4NKcfBtGY)を見つけて、「あ!イェダムだ!」と思ってYouTubeの"後で見る"にしばらく入れられたまま放置されてたやつ。イェダムのことは過去にもいろいろ出てたから知ってたけど、このMy Treasureの動画を見て全員のライブ力が高すぎてひっくり返った記憶がある。あと曲が良い。本当に良い。フレッシュできらきらした無責任な希望が、凍りついた冬をそっと溶かしてくれる春の陽だまりのようで眩しいし、何より2021年の状況と彼らの爽やかさだったりエネルギーがぴったり合ってる気がする。
◾️Berry - SUNWOO
ドボのソヌ坊がお誕生日に上げてくれた曲。不思議と24時間いつの気分にもぴたっとはまってくれて、朝起きてすぐでも、夜寝る直前でも、雨が降っている日でも、家で一人でごはんをつくってるときでも、最終バスに揺られてるときでも、いつ聴いても落ち着くし、何か聴きたいけど何聴いたらいいかわからない…みたいなときはとりあえずBerry聴こ…となるくらいには大好き。暇さえあれば聴いてる🫐🍓
◾️What We Talkin' Bout - NCT 127
ソヌ坊のBerryを聴いたら必ずこれも… いりちるは英語ネイティブが多いのと耳がいい人が多いので、お洒落な英語曲が自然でものすごく似合う。Spotifyで聴けないのが惜しすぎる。
◾️Fever - ENHYPEN
最初ダンスプラクティスを観たときにニキのダンスがうますぎて衝撃を受けた曲。大好き。めちゃくちゃ聴いた。2分しかなくてすぐ終わるから何回も聴いてしまう…
◾️All good - ASTRO
以前からファンタジオの音楽には全幅の信頼を置いていたけれど、今回も裏切るということを知らなかったアルバムの中で特に好きな収録曲。アストロはほんとうに良い…
◾️Sugar - 김우석
いいから聴いて…の気持ち…きらきら…
◾️BYE BYE BYE - WEi
上半期滑り込みの夏ソング… 前回のAll or nothingでウィアイまでそっち行っちゃったか…と思ったら引き返してきた。正解です。今年の夏はこれでいきます。
◾️야 우냐? - Bobby
そんなん勝ちに決まっているでしょうが、の曲。今やもう街を歩いててもエンジン音が聞こえただけで自動的に脳内でイントロが再生されるシステムになってしまいましたね…
◾️Full DaSH - 잇츠원(랩 유닛: 바비, 휘영, 선우)
キングダムユニットステージの中で一番好きだった曲。何としてでも勝ちにこだわりたい!という後輩2人をバビヒョンが「楽しもう」の姿勢で率いていくのに最初は「何で?」と思っていたそうだけど、「楽しんで、それで勝てれば良いじゃん」と楽しむことを第一に置いてパフォーマンスを作っていた所。、結局負けはしたものの、バビヒョンにとってきっと勝負とは"余裕"であって、どれだけ観客を楽しませられるかは自らがどれだけ楽しんでいるか、なのだろうな、というのを再確認でいた気がして、mix&matchのときから変わらないステージの作り方をまた感じられてとてもかっこよかった。そしてなによりソヌ坊が普段はコンセプトの関係で書くことができなかったジャンルの歌詞を書く経験になったって言ってたことが何よりも良かった… また3人でご飯でも食べに行って…
◾️Rollin' - Brave Girls
だめですーーーーーーーー。流行をスルーしようにもトレジャーのせいで逆に何度も引き戻された。正直もう一生分聴いたんじゃ?てぐらい聴いてるのに忘れた頃にトレジャーが必ず引っ張り出してくるし、トレジャー、たぶんみんなサビだけじゃなく歌詞全部知ってると思う… でも流行りっていうだけじゃなく個人的にとても好きな曲だったのでかなり聴いた。
◾️ASAP - STAYC
初めて聴いたときに「めっちゃ良い!」と思うわけではないけどあとあと結構何回も聴いていくうちにハマってしまう…という曲はケーポップにかなり多いけど、上半期はこれだった気がする。音域の高さ=歌の上手さみたいな基準が主流になってるケーポップガールズ界で、ジェイちゃんの低音ラップをスパイスにしてるのが新鮮でとても好き。そしてSTAYCがTLにもよく流れてきたこともあって、気づいたら全然歌以外のコンテンツまでがっつりみてた。
◾️Movie - Junny
良い。良いです。朝のコーヒー、夜のホットミルクみたいな感じで、ひと息つきたいときに、いつ聴いてもスッと耳が受けつける。耳馴染みもいいし落ち着くからしょっちゅう聴いてる。
◾️ANL - NCT DREAM
どりむちゃんのアルバムで一番すきなやつ。どりむちゃんらしいというか、どりむちゃんにぴったりの曲…
◾️Down (feat. Grey) - A.C.E
ものすごく良い。ケーポップというよりポップミュージックだけど、その中でもかなりすきなジャンル。ポップミュージックがすきな人は絶対にすきだと思う。
◾️Good Day (feat. 팔로알토) - pH-1, 키드밀리, 루피, 콸라
Show me the money 7 のときの曲。トレマで某ギュさん含むトレジャーの皆さんが思った以上に熱唱してて「君ら…そんな引き出しもあるの…?」と思って練習した結果また何を目指してるのかnight.の歌える韓国語ラップソングの引き出しを増やしてしまったやつ。ラップソングといってもそんなガチガチな感じじゃなくて割とポップでチルい感じなので、聴きやすくて好き。
◾️Movie Star - CIX
デビューEPにして全曲天才を叩き出してるCIXのHello chapter 1: Hello, Strangerのタイトル曲。ちなみに一曲目はnight.が初めて聴いたとき開始1秒で「好き」になったことで有名なWhat you wanted。
◾️Better - Attom
某ギュさんが宝石箱がはじまって最初の月末評価に選んだ曲。すこし苦い思い出と、でも結果素敵なパフォーマンスだったから…ということでプレイリストに入れて聴いてるうちにどんどん好きになった曲。ちなみにたぶん聴きすぎてだと思うけど、なぜかわたしが月末評価でこの曲を歌っている謎の夢も見ました。
◾️Salty - THE BOYZ
音楽としての奥が深すぎる…天才なのでは…?と思ってクレジット調べたら本当に天才チームによって作られてた。いりちる音楽に似た深さがある。
◾️Whiplash - THE BOYZ
こちらもどぼだけどまたすこし違う雰囲気の曲。音が完全に洋楽。柑橘系の果実のような爽やかさとはじけるような感じが大好き。
こんな感じで、night.が2021年の上半期によく聴いた曲たちを何曲かピックアップしてみましたが、なんとなくジャンルの違いすぎるものだったり、アーティストの被る曲の場合は書かなかったり、というのもたくさんあるので、そちらは随時ツイートの方でメモしていきます…✍️
今夜、雪の降るグレーの街で
12月30日。
毎年この日が近づくとドキドキしてきて、自分の誕生日よりワクワクする。わたしが一年でいっちばんすきな日なのだけど、直前に書いたお手紙は後から見るとあまりに言葉が拙くて、消してしまったりするので、今年のお手紙は去年のきみのお誕生日が終わってすぐに書き始めて、何度も何度も書き直したものです。
わたしのだいすきなひとへ
きみのお誕生日をこうやって一緒にお祝いするのももう4回目みたいです。
ということは、わたしが初めてすきになったきみは、まだ22歳のお誕生日を迎える前だったんだね。
あの頃のきみはまだ今よりずっと若くて幼かったのに、すごく大人っぽくて、ミステリアスで、魅力的だった
踏まれたローファーのかかと、塞がってしまいそうな三角形のピアスホール、ちょっぴり生えた髭、日によって見えたり隠れたりするほっぺたのほくろ、どんなに寒くても滅多に布を纏わない足、サンダルから覗く親指、少し先を残して丁寧に切りそろえられた指の爪、朝が来るたび気まぐれに一重になったり二重になったりする目、気怠そうに開く瞼と長いまつ毛の隙間から見える三白眼の瞳、下睫毛と唇と、鼻の先にあるほくろ
一年の終わりの寒い寒い冬の日に、天使が運んできたひと
きらきらとして透き通ったビー玉みたいなその心を、大事に大事に抱えて、わたしの心の奥深くにそうっと入り込んできたきみは、まるでパズルの最後のピースみたいに、わたしの心にぴったりとはまり込んだ。
マントみたいにあったかい空気を纏って、その笑顔で太陽みたいにぽかぽか周りをしあわせにする。くじらみたいにだだっ広い海をゆっくりゆっくり泳いでいるのに、出逢った小魚たちともかもめたちとも、夜の星たちとも仲良くなれるひと。
明け方の空気と、夜と、雪が降るのが好き。お母さんの作るいちごジュースとサンドウィッチも。
この世界でたったひとつの、不思議で漠然としていて大きくて、あまりにもやさしい愛の色をしっている。
ゆっくりと、ひとつひとつ拾いあつめた言葉を、やさしく丁寧に紡いだきみの言葉は、いつもあったかい。やわらかくて、子供の頃想像したふわふわの雲みたいに、どんな痛みも受け止めてくれるような言葉。太陽のように眩しくて、月のように穏やかで、星のように煌めいていて、風のようにやさしい。
この世界でたったひとりの、”とくべつ”をもったひと。いつだってきみは、わたしのいちばんの”憧れ”だ。きみのミステリアスなうつくしさに心を奪われたあの日からずっと、きみはわたしにとって、”恋人”でも、”家族”でもない、たった一人の”憧れ”のひと。きみが、”友達”と言ってくれたから、もしかしたら”友達”なのかもしれないけれど。
いつもすこしだけ自分に自信がなくて、誰にでも同じようにやさしくって、大切な人のしあわせを心から願うことのできるひと。わたしの大切な”友達”は、わたしたちに「友達として力になりたいのに、元気づけられる方法がけっこう限られている」、と言っていたけれど、むしろわたしたちのほうが、きみにできることは少ないんじゃないか、と思う。きみが受けている愛をもし数えられるなら、それはきっと夜空に浮かぶ星よりも多くて、その深さは海よりも深いだろうれど、目に見えなくて空気みたいに掴めない”愛”というものの色も、温度も、きみはちゃんとしっている。そしてそれをできるだけ壊さないようにそうっとやさしく掬って、それをそのまま、もしかしたらもっとあったかい息を吹きかけて、惜しみもなく他人に与えることができる。包み込まれるような愛のなかで、盾みたいに心を守ってくれて、ホットココアみたいに心の棘を溶かしてくれる。きみの愛は、どんな薬よりもよく効く。
触れるものの温度がつめたくたって、わたしは、Vという人間からたっぷりと愛されていることをしっているし、もしも地球の反対側に行ったって、きみがわたしの親友でいてくれていることを、わたしはしっている。わたしがどれだけ自分の人生に一生懸命になって、砕けて、落ち込んだって、きみはいつだって同じ場所で両手を広げて待っていてくれて、溢れる涙をそっと拭いてくれる。わたしはきみの愛のあったかさをしっている。
でも、わたしは、Vではなく、キムテヒョンを元気づけることはもしかすると一生できないのかもしれない。Vの素敵なところを挙げたらきりがないし、Vの魅力はもしかしたら彼自身よりもよくわかっているかもしれないけれど、ステージを降りて車に乗り込んだ彼がキムテヒョンになる瞬間、周りによって押し上げられたすべての地位を解き放つ瞬間に彼を襲う寂寥感と、まるで乗っていたふわふわの雲がいきなり溶けてなくなってしまうみたいにすとんと空っぽになる瞬間に、彼をその虚無感から救い出すものは何なのか、まったくしらない。わたしは彼が”キムテヒョン”であるときに考えることも、彼を苦しめるものも、何もしらない。”V”は”キムテヒョン”だから、Vが「幸せだ」と言うんならキムテヒョンだって「幸せ」なのかもしれないけれど、”キムテヒョン”のことは、きっと今までも、そしてこれからも、なにひとつ知らない。
だから、というと、はじめから諦めているようですこし胸がひりひりしてしまうけれど、過去のきみの苦しみや痛みを、どうか今のきみ自身が、やさしく抱きしめて、その目から溢れる傷のかけらを拭ってあげられていたらいいな、とおもう。だいじょうぶ、きみは充分よくやっているよ、て、頭をくしゃくしゃ撫でて、その大きな手でちいさな頬を包み込んであげられていたら、と。そして、”V”と並行して続く”キムテヒョン”としての人生に、Vであったおかげで得られたものや見ることができた景色がたくさん残っていたらいいな。キムテヒョンとして生きられる時間が少ないからこそ、Vである時間がキムテヒョンに与えるものが綺麗なものだけならいいし、キムテヒョンが、Vであるからこそキムテヒョンに残せる特別なものがたくさんあればいいのに。
今きみは眠りにつけているんだろうか。今日きみの周りにはどんな風が吹いていたんだろう。夜、布団に入ったとき、きみはどんなことを考えるんだろう。何もしらないけれど、心配なことがあまりなければいいな。瞼を閉じたとき、頭の中をぐるぐる回る考えが、どうか”憂鬱”じゃありませんよう、
きみのことがすき。焼いたアスパラを食べているときに舌を噛んでしまったことを、次の日のコンサートで美しい景色を見ることができるお守りだったんだと言うきみが、じゃんけんで何を出すべきか、両手を組んで天使に教えてもらうきみが、空を見上げて、雲の形がアンパンマンみたいだとおしえてくれるきみが、大切な人を守るために自ら矢面に立ったり、一番近くて遠い場所に向ける愛を知っているきみが、この世界の誰よりもすき。
マデレイン•レングルという小説家が残した言葉に「子供の頃は、大人になれば強くなれると思っていたが、大人になるというのは、弱さを受け入れることだ。人は生きている限り弱いものだから。」という言葉がある。ぼんやりとした”現実”の輪郭がくっきりしてくるにつれて、ひとはやがて心に燃えている火をしずかにひとつずつひとつずつ消していく。そして遠くまで見渡せるようになると、だんだんと自らの欠点や不完全さがよりはっきりと見え始める。そうしていつしかわたしたちは、”諦め”を覚える。そして、諦めて、失望して、傷ついて、を繰り返すうちに、痛みにすら鈍感になる。そうやってすこしずつ、自分を諦めながらも、それでも諦め切れなくって、最後には傷つくことに抵抗することすらやめてしまう。”現実”という枠が、自分自身の弱さを隠してくれていた、”夢”とか”自分に対する自信”すらはね除けてしまう気がして、むき出しになってしまった弱さを包んであげられるのは自分しかいないと、わかってはいるのに、向き合うのが怖くて、自分のことがいやになって、拒んでいる間に周りに流されていって。”現実”を口実に捨ててしまった純粋な気持ちたちさえ、恋しくも羨ましくも思わないと、”大人”のプライドがそう言うけれど。きみはどこまでもまっすぐなひとだと、知れば知るほど眩しくて、わたしはいつしか「きみみたいなひとになりたい」と、はっきりとそう思うようになった。きみのその無邪気さと繊細さの中にある芯の強さも、もしかするといばらの棘の傷跡なのかもしれないし、誰かから放たれた愛の矢が刺さった痕なのかもしれない、から。
God, tell us the reason youth is wasted on the young.
神様教えてください、なぜ若いときほど青春を無駄にしてしまうんでしょうか
- Lost Stars
果たして若さは、ほんとうに青春を無駄にしてしまうんだろうか。若いことのありがたみは、大人になってからはじめて気づくんだろうか。未来のわたしたちはきっと今よりもたくさんの人と出会って、たくさんのことを知っているだろうけど、そのときのわたしたちは、今のわたしたちを後悔するんだろうか。きみが防弾少年団というものに捧げた青春と、わたしが青春を捧げた若いきみを、未来にいるわたしたちはどう捉えるんだろう。未来にいるわたしたちは、今のわたしたちを愛しているんだろうか。未来のわたしたちは、どんなものがすきで、どんなことを考えて生きているだろう。
かっこいいひと、解決策を自分で見つけ出せるひとになりたい、と2018年のフェスタで言っていたきみは、果たして2年と半年が経った今の自分をどういう風にみているんだろう。誰も来たことのない場所で手探りで方向を探るのは、20代の少年たちにはあまりにもその荷が大きかったけれど、チームでたくさん話し合ってたくさん泣いたあの時期、彼はメンバーたちに7人だけで旅行に行こうと提案した。あのときから約3年が過ぎた。
変わってしまった日常の中で、“かっこいいひと” はこうするんじゃないだろうか、と考えて、歌を作ったり自分自身を振り返る時間を持つことで憂鬱を乗り越えたという彼は、確かに “解決策を自分で見つけ出せるひと” になっていた。雲ひとつない空から刺す日差しが12月の割にすこしあったかかった冬の日、目の前で、「僕はしあわせなひとになりたいみたいです。(そのために)自分自身に”今、しあわせだ”とたくさん言い聞かせています」、と言っていた彼は、夏がまだ余韻を残して別れを告げようとしている頃、「最近幸せだ」と教えてくれた。わたしのだいすきなひとは、”憂鬱”のなかでも、かっこいいひと、を探して、しあわせなひと、になるためにすこしずつすこしずつ小さなしあわせを集めていた。
7周年を盛大にお祝いするはずだった2020年は、きみにとってどんな一年だったかはわからない。だけど、どうかマイナスではなかったと思っていてくれますように、と、海の向こうから祈ってみる。絶望にぶち当たっていたとしても、結果的にプラスではなかったとしても、ただこの一年がマイナスでなければいいな。傷がかさぶたになったり、剥がれたり、を繰り返して、もう跡に絆創膏を貼るのにも慣れてしまったかもしれないし、気を紛らわすためにわざと普段と違うことをしたり、してみたかもしれない。今はまだ泡の中にいるから、真っ白な状態から導き出した答えが正解だったのかはきっと誰にも分からないけれど、先の未来に今年を振り返ったときに、幸せだったと、ただそう思ってくれていたらと、いつかきみが歌った「虚空を漂う小さいほこりのように降る雪が僕だったなら、もうすこし早く、きみのもとへ行けるのに」というメロディーを聴きながらおもう。最後にきみに会ったのは一年とすこし前だけど、今はそれすらも遥か遠い昔のことみたいに感じてしまう。寒い冬のソウルで彼の吐く息も、風のつめたさも、空の色もわからないまま、こうして”同じ時間を生きている”事実だけを確かに握りしめて生きているけれど、美味しいものをたくさん食べてね、とか、どうか風邪をひかないようにあったかくしてね、とか、そんな祈りのような言葉たちを抱えて、月が眠りにつく頃、時が止まったみたいに静かに冷え切った空気の中で眠りにつく。
もし、遠いかもしれないし、明日かもしれないいつかの未来に、幼くて、弱くて、小さかったわたしを振り返るときにはきっと、真っ先にきみのことを思い出すとおもう。真っ暗な闇の中を走って走って逃げた先にあった絶望にのまれて、瞼を閉じると一日が終わってしまうことも、次に目を開けると突き刺すような眩しい朝日とともに一日が始まってしまうことも、くすんだ色が静かな夜を染めるように陽が昇っていくことさえ涙が出るほどくるしかったわたしが、眠りにつく前、きみのしあわせを祈ることで迎えられた朝がどれだけあっただろう。
きみが将来たっぷりと髭を蓄えたって、顔がしわしわになったって、ダンスを忘れてしまったって、わたしはずっときみのことをすきでいる気がする。しあわせな記憶として、わたしのアルバムの最後の1ページに、きみの名前を刻んでおきたい。いつもきみが隣にいてくれたことも、きみの愛の、心にろうそくが灯るようなあたたかさも、きっと忘れないと思うから。
きみと通ったいつくもの記憶をまるく抱きしめて、むらさき色に染まったそれを心の引き出しから取り出すとき、それはきっとどこまでもあたたかくてやさしい。絶え間なく訪れる波の中で、それでもわたしがわたしでいられたのは、間違いなく、きみのことがすきだったから、なのだ。
最後に
わたしの愛するひと、虹の最後の色の意味を教えてくれたきみへ
本当は傷つかないでいて欲しいと涙がでるほど強く願ってしまうけれど、きみが、その傷の先に答えや光を見出すことができるほど、確かな強さを持ったひとだと知っているから、せめて、きみが受ける傷がどうか痛々しく跡を残しませんように。
愛をたくさん受けて、辛いことよりも、嬉しいことやしあわせなことがひとつでも多い一年になりますように。
お誕生日おめでとう
보라해